私のO脚直りますか?
私のメールやLineにはO脚の方から画像付きの問い合わせが来ます。
お客様「先生、私のO脚直りますか?」
私「そうですね。結構隙間がありますがある程度までは期待できます。」
お客様「検討してみますのでよろしくお願いします。」
通常のO脚は文字の通り太ももから膝下までOの字のごとく隙間が空いた脚の形を言います。
それに対して膝下O脚は膝から下の隙間が目立つO脚です。
膝下O脚はなぜ治りにくいのか?
膝下O脚はなかなか直らないと悩んでいる人は多い。
なぜ直しにくいのかといいますとアプローチの仕方が違うからです。
インターネットをはじめ書籍などを閲覧しますとO脚を直す体操として立位で足先を外側に広げる動作を行えばよいということで一時流行りました。
試したことはありませんか?
このエクササイズですと問題点が出てきます。
それは股関節を外旋させることで下腿(脛骨)の外旋がさらにきつくなることです。
どういうことか言いますと、股関節が内旋してO脚になっている人が足先を外側に広げることで股関節が外旋して太ももの隙間が狭くなります。しかし下腿外旋がきつくなります。つまり、大腿骨と脛骨のねじれは残ったままで取れていないのです。
O脚を直すということは大腿骨と脛骨のねじれを少なくするということが一つの要素です。このねじれが少なくなることで大腿骨から脛骨までが一直線のライン上に近づき脚のラインが綺麗になります。
下の画像の方は膝下の脛骨が外側にはみ出ていたのが収まり、大腿骨と脛骨のラインが一直線上に近づいているのがわかります。
膝下O脚は膝痛になりやすい
膝下O脚は大腿骨に対して脛骨が外側にはみ出ていますので荷重がかかるごとに膝関節に負担がかかります。大腿骨と脛骨の歪みがきついとそれを支える筋肉にも負担がかかります。
これらの筋肉が硬直すると膝に痛みが出ます。また膝裏のリンパ節を圧迫することになりますので体液の還流が悪くなります。そうすると、その周辺に栄養がいきわたりにくくなります。
それが膝痛を長引かせる要因でもあります。
膝下O脚は脚のむくみを招く
膝下O脚は大腿骨と脛骨の歪みにより足関節をはじめ膝関節周囲の筋肉が硬直します。それによってリンパ液の流れが悪くなります。その結果脚がむくみやすくなります。
直らない膝下O脚とは?
脛骨そのものが彎曲が目立つ場合です。骨そのものが曲がっている場合はいくら調整しても直りません。
少しでも直る膝下O脚とは?
脛骨そのものが彎曲が少なく、大腿骨と脛骨のねじれが目立つO脚です。
例えば、大腿骨が内側にねじれ脛骨が外側にねじれている場合です。
この見分け方は? 動画で解説します。
膝下O脚が良くなった事例は?
膝下O脚は再発するのでは?
膝下O脚は日常生活に戻ると再発されやすいです。それは歩く時に大腿骨の内側ねじれがきつかったり、 膝から下の外側ねじれの動作がきついなどです。
この状態が改善されないと膝下O脚にすぐに戻されたり、膝痛を招くことにもなりかねません。
では再発しにくいようにするには?
2つあります。
1つ目は脚を補正することです。
脚を前に踏み出していくときに膝が内側や外側に倒れこんだりねじれにくくすることです。
ちなみに足を前に踏み出すテストをしてみてください。
その時に膝が外側や内側に傾くようでしたら足の横アーチが少なくなっています。この横アーチに太いゴムやマジックテープを巻いてアーチを作ってください。
この状態で先ほどと同じように足を踏み出すとどのように変化したかを体感してみてください。
おそらく膝小僧は先ほどのように外側や内側に傾かなくなったかと思います。
つまり、意図的に足の横アーチを作ることでこのような動作を修正できます。
いかがでしたでしょうか?
足の横アーチが大事だとかという話をよく耳にするかと思いますが、具体的に示されることで初めて納得して頂けたのではないかと思います。
私のO脚は良くなるのか?
また、O脚の整体技術を高めたいと思われている先生も含めてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いします。
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