バレーボールをプレーする際に腰痛でお悩みの方へ
先日、バレーボールの部活中に腰を痛めた学生の方が施術を受けに来られました。
腰からお尻にかけて突っ張っていて身動きとるのがとても億劫な様子でした。
姿見の前に立って全身をチェックしていただきますと、明らかに右の骨盤が上方に傾いていました。
股関節の動く範囲が狭く特に右側に問題がありました。
骨盤がどちらか傾くと、その上の背骨が彎曲します。この状態でものを担いだり運動を繰り返すと周辺の特定筋肉が傷みます。
しかし、ほとんどの人は骨盤が左右どちらか上に傾いていることに気づいていません。そのままプレーを続けて突然、腰が痛くなることがよくあります。
骨盤の水平化を保つには?
ほとんどの人は左右足の荷重差があります。右が軸足でしたら左よりも右足に多く荷重がかかります。それによって骨盤が傾きます。
このような場合は左右足関節の歪み方も異なりますので歪みを調整してから足を補正して過ごすと良いです。
また、足の形も横アーチが少ない形になっていました。
股関節→仙腸関節(骨盤と仙骨をつなぐ関節)→腰骨とつながっていますので、股関節に不具合が生じると腰にも影響します。
ですのでこの周辺筋肉からアプローチし、施術後は自由に動けるようになっていました。
バレーボールやバスケットボールは前後左右の動きだけでなくジャンプの動作も多いです。
その為にジャンプして着地する時にも腰への衝撃を受けます。
この時に衝撃吸収をするのが、足の横アーチ、股関節、仙腸関節、背骨です。
足の横アーチが少ないと着地時の衝撃が増えます。
股関節、仙腸関節の可動域が狭いと同様に着地時の衝撃が増えます。
理想的な状態とは、
1)足の横アーチがあることで地面から受ける衝撃を吸収
2)股関節の可動域が広いので地面から受ける衝撃を吸収
3)仙腸関節の可動域があるので腰への衝撃吸収緩和
といった流れになります。
ということでご自宅では足のアーチを作るエクササイズを行ってもらうようにしました。
足の横ーアーチを補正しながら足の第3関節のグーパー運動を行うと横アーチが再生されやすいです。
個人差はありますが。 こちらは以前に足のアーチを回復するコンテストを行った時の画像です。
3ヶ月くらい継続すると体全体のバランスも良くなります。
腰のツッパリがおさまっていましたので足首まもるくんアキレス腱サポート付を履いて体幹テストとジャンプテストをして頂きました。
着用時は私が全体重をかけて押してみるのですがびくともしませんでした。
そして壁際で垂直跳びを行い、約5cm高く跳べたのに驚いていました。
腰痛の方を検査しますと、ほぼ全員と言っていいほど骨盤の左右どちらかが上方に傾いている。
そして、施術や補正で骨盤の傾きを水平化しこの状態をキープして過ごすと腰の負担が減ったと
次回、来院された時におっしゃいます。
ですので、腰痛持ちで悩んでおられる方は姿見で骨盤が左右どちらかに傾いていないかを確認してみてください。
そして、骨盤水平化をキープして過ごしてみてください。
きっと、腰の負担が少なくなったと喜んで頂けることでしょう。
ぎっくり腰にも要注意
バレーボールはスパイクの時に大きくジャンプしますが、それだけではなく中腰で速いボールに対応する動きをした時にギクッとなって腰を痛めることがあります。こうなると、プレーに支障をきたします。
普段は大丈夫だろうと思っていた拍子に起こりがちですので予防したいものです。バスケットボールにも言えることですが、ジャンプや前後左右の重心移動の激しいスポーツは自ずと筋肉や筋膜に負担がかかります。
ぎっくり腰になると癖になりやすいとも言われています。
ですので、少しでも体に異変がではじめたら(本当は体の異変を事前に)予防することが大事ですね。
解決策についてのまとめ
1)左右骨盤の水平化を保つ
それにより、骨盤上の背骨の彎曲が少なくなります。それにより背骨の可動域が良くなります。
2)足のアーチを回復させる
足のアーチがあるととジャンプして飛び降りる際の衝撃吸収がしやすくなります。
足関節から股関節、仙腸関節、腰椎、頚椎と連動してしなやかに動くと腰や首への負担が少なくなります。
当整体院では労力をかけずに手軽にこの状態を持続できるお手伝いをさせて頂いております。
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