「赤ちゃんを抱っこしたり、買い物をするときに腰が痛い。」「産後、ちょっとした動作でも腰が痛くなる。」
それは辛いですよね。
でもご安心ください。
これから、産後腰痛とサヨナラして腰痛が起こりにくいようにしていく為の解決法をお伝えします。
なぜ、産後腰痛になりやすいの?
出産後は骨盤が緩んでいて不安定になっています。妊娠の時に「リラキシン」というホルモンが分泌されて骨盤周辺の靭帯が緩みます。
そして、出産の時に骨盤が大きく開きます。
その後、骨盤は閉じて、周辺の靭帯もじょじょにしまってきます。
産後3ヶ月くらいまでは骨盤が緩んでいて不安定な状態です。
産後の骨盤は周辺靭帯がまだ緩んでいて
腹横筋も横に伸びて、腹横筋も緩んでいます。
お尻をしめる骨盤底筋も緩んでいます。
骨盤を支える筋肉もゆるく弱くなっています。その為、骨盤が傾きやすくなります。
骨盤が傾くと腰の骨も湾曲し、それを支える筋肉が疲れやすくなります。これで痛くなりやすい。
また、骨盤下の坐骨が広くなると腰が反ります。この状態で立って赤ちゃんを抱っこすると腰が圧迫されやすい。骨盤がゆるみとくに裾が広がったようになると内臓や子宮が下垂し、さまざまな症状を招くことになります。
産後骨盤のメンテナンス
産後の骨盤は周辺靭帯が緩んでいて腹横筋、腹横筋、骨盤底筋が緩んでいますので、
骨盤をしめるベルトを巻いて安定させることが有効です。
そして、安静の状態でこれらの筋肉をすこしずつ活性化していくと良いです。
エクササイズの内容や強度は骨盤の状態に合わせて行うと有効です。
産後の骨盤について動画解説させて頂きます。
花山温泉整体道場
073-471-3277
解決方法
骨盤の傾きを少なくするには?
周辺筋肉のこわばりを取ってから骨盤調整を行います。
骨盤下の坐骨が広く腰が反っているのを改善していくには?
応急処置としましては骨盤下の大転子の周囲をベルトで固定することをおすすめします。この部分をしめることで次のようなメリットがあります。
1)骨盤が本来の安定した状態に近づく
2)お腹やお尻に力が入りやすくなる
3)内臓や子宮を上に持ち上げてくれる
ちょっとしたことですが、体を支える安定感が得られます。
再発しにくくするには?
産後緩んだ骨盤周辺筋肉の修復をしていくと良いです。
1)腹横筋の活性化
腹横筋とは息を吐く時に収縮する筋肉です。
仰向けで両膝を立てて準備。息を吐きながらお腹を凹ましていき、腰背部が地面にピッタリつくようにします。吐ききったら口を閉じます。そうすると自然に鼻から空気が入ってきます。この呼吸を10呼吸を目安に。
2)骨盤底筋の活性化
炊事の時など立っている時に内太ももにタオルをはさんで落とさないようにして過ごします。
これだけでも継続すると骨盤周辺の筋肉がしっかりしてきます。
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